介護職の給与事情~収入UPは期待できる?~
介護職の平均給与
介護職の給与は勤務年数によって異なります。平成29年度の平均給与を見ていくと、勤続1年目は260,420円、勤続2年目は268,150円、勤続3年目は275,690円、勤続5年以上は292,150円、勤続10年以上は326,620円となっていました。勤務年数が上がるにつれて少しずつ上昇していますが、介護職の人手不足もありさらに上昇していくことが見込まれています。
ただし、このデータは「介護職処遇改善加算」を取得している事業所のデータです。介護職処遇改善加算は全体の約9割の事業所が取得していますが、取得していない事業所はゼロではないため、取得していない場合はこれらの金額よりも低くなっている可能性があります。

資格があるとどうなる?
介護職の給与は勤務年数だけでなく資格を持っているかどうかでも異なります。介護職の資格は基礎的な「介護職初任者研修」と実践的な「実務者研修」、国家資格の「介護福祉士」と段階ごとに分かれており、無資格の場合は258,540円だった給与も介護職員初任者研修を持っていれば276,450円に、実務者研修を持っていれば285,180円に、介護福祉士の資格を持っていれば307,100円に、と資格の分だけ給与がアップします。もし高収入を狙うのであれば資格を取得してスキルアップを図りましょう。
介護職の資格は独学で勉強しても取得することはできますが、専門のスクールや通信教育を利用すればもっと効率よく取得できます。たとえば全国で介護サービスを展開している【ベネッセ】の教育講座。規定されている通学講習を受け、自宅学習の課題を提出して合格基準以上であれば資格を取得できるので、自分のペースに合わせながらより実践的な技術が学べます。
- ベネッセの講習は個人ワークだけでなくグループワークも通じて必要な知識や技術が身につくカリキュラムです。
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男性の方が高め
男性と女性の給与を比べた場合、男性の方が高いということが賃金構造基本統計調査のデータから分かりましたが、なぜ男性の方が高くなっているのでしょうか。
介護職の給与は勤務年数が長いほど高くなりますが、男性は女性のようにライフスタイルの変化が仕事に大きく影響せず、着実に経験を積み資格を取得してキャリアアップする機会が多いので給与もアップしやすいのでしょう。

政府の賃上げ方針も
介護職の人手不足を解消するために、月8万円の食鵜改善を実施するという政府の方針が発表され大きな反響を呼んでいます。この政策によりさらなる給与アップが望めるようになりましたが、加算された分は職員ではなく事業所に支払われるため「どのように加算されるか」は事業所次第です。額面通りに付与されるかどうかは事業所が判断するため、必ずしも給与アップにはつながりません。

男性介護士が重宝される理由を知りたい人へ

介護職専門の転職サイト「レバウェル介護」は、未経験や無資格でも男性の介護職の仕事を探しやすいと評判です。ここでは、そんな「レバウェル介護」の具体的なサポート内容や利用するメリット、おすすめする理由などをまとめています。

仕事内容や性別の壁などもあり、介護職は女性の仕事だと思っている人がいますが、男性介護士だからこそできる仕事もたくさんあります。ここでは男性が介護士として働くメリットをまとめていきます。